私たちはこれまで、国内メーカーと海外市場をつなぐ役割を担ってきました。
そして今、その関係性を大切にしながら、 自らも海外における供給・事業推進の一翼を担う存在へと歩みを進めています。
日本の技術と世界のニーズをつなぎ、新たな価値を形にしていきます。
海外事業部について(What We Do)
海外事業部は、これまで日本製品の流通を担ってきた実績を基盤に、 現地パートナーと連携しながら、事業の可能性を広げていく役割を担っています。
市場の調査、パートナーの選定、契約調整、商品供給といった従来の機能に加え、 近年では、現地ニーズに即した提案やプロジェクトへの関与など、 より踏み込んだ形での取り組みを進めています。
事業領域(Business Fields)
- ・水処理・環境分野(排水処理・浄化システム)
- ・インフラ関連事業
- ・技術導入・ローカライズ
- ・海外市場開拓・新規事業創造
各国における取り組み
カナダ プロジェクト
極寒環境下における分散型排水処理の実証
日本の小規模水処理技術を、寒冷地という厳しい条件下で実証し、持続可能な水インフラの可能性を探る
私たちは現在、カナダ・アルバータ州カルガリーにおいて、日本の小規模排水処理技術を用いた実証プロジェクトを推進しています。
このプロジェクトの根底にあるのは、「すべての人に安全な水を届けたい」という切実な想いです。現地パートナーが目にしたのは、農村部や先住民コミュニティにおける「安全な水の確保」という切実な課題でした。水問題は決して一地域の問題に留まりません。上流の汚染は下流へと広がり、地域社会全体に深刻な影響を及ぼします。
私たちはこの課題に対し、フィリピンで実績のある日本の先進的な小規模排水処理技術に注目しました。現在、カルガリー大学や研究施設AQWA(Advancing Canadian Water Assets)と連携し、極寒環境下における処理性能の検証を進めています。
この挑戦が結実すれば、従来技術よりもシンプルで持続可能なソリューションとして、世界の遠隔地や小規模コミュニティの生活環境を大きく変える一歩となります。
パートナー企業情報:
カナダ:LM社
https://lmwastewater.com/about-us
フィリピンの取り組み
成長市場における環境インフラ事業への挑戦
急速な都市化と規制強化が進む市場において、
日本の技術を活かした水処理ソリューションの事業化
フィリピンにおいて、水処理分野の市場調査および事業展開を推進しています。
Water Philippines Expoへの参加などを通じて、現地の市場動向、競合状況、新技術のトレンドを把握し、事業機会の探索を行っています。フィリピンでは排水基準の強化(DAO-2021-19)により、分散型排水処理システムへのニーズが高まっています。
特にマニラ首都圏では、人口増加と都市化の進展に伴い、インフラ整備の需要が急速に拡大しています。一方で、地盤の脆弱性、インフラの老朽化、技術導入の遅れといった課題も多く、日本の技術力を活かしたソリューション提供の余地が大きい市場です。
当社は、現地パートナーとの連携を通じて、技術導入・人材育成・リスク管理を組み合わせた事業展開を進め、持続可能な環境インフラの構築に取り組んでいます。
パートナー企業情報:
フィリピン:PJW社
https://philjapanworldwide.com/
フィリピン国内への排水処理システムの納入実績と性能試験の発表
フィリピンの排水処理の現状は島嶼国家である事から大型汚水処理場建設が不可能であり、多くが建物個別の地下浸透処理、又は、海・河川への違法生放流が恒常化され、地下水及び環境への汚染解決が直近の課題となっております。
そのため、当社より浄化槽2基と浄化槽カットモデル1基を国立フィリピン大学公衆衛生学部に提供いたしました。 また、浄化槽を試験稼働させた性能試験評価や、浄化槽本体を含めた「汚水処理管理プログラム」の発表と「商品供給能力の紹介」を関係省庁及びマスコミを招致して発表いたしました。
処理能力40t(20t×2基)の大型浄化槽のBOHOL州旧庁舎への設置
西太平洋に位置する東南アジアの国で、7,000以上もの島で構成されているフィリピンは、年々観光客が増加傾向にあるなかで、下水道がなく海の汚染が拡大しています。
そのうちの一つで、国内で10番目に大きい「ボホール島」へ大型の浄化槽の設置を進めています。
処理能力が40tもある浄化槽を旧庁舎へ設置することで、先ずは緊急性の高いボホール島から排水処理の改善を進めていきます。
グローバル連携(日本 × カナダ × フィリピン)
当社の海外事業は、単なる製品供給にとどまらず、 日本・カナダ・フィリピンをつなぐ形で展開しています。
- ・日本の技術
- ・フィリピンでの実装経験
- ・カナダでの実証
これらを相互に結びつけることで、 グローバルな価値創出を実現しています。
国内では、海外パートナーの工場見学や国内メーカーと連携して技術確認の受け入れを行い、技術理解と信頼関係の構築を進めています。また、海外契約に関しては、国境を越えたパートナーシップのもと、 事業基盤の確立を図っています。
ビジネスモデル
海外事業部は、単なる輸出ではなく、国内メーカーとの連携を基盤に、以下の機能を組み合わせて事業を推進しています。
- ・投資(出資)
- ・販売・流通構築
- ・技術導入・ローカライズ
- ・パートナーシップ構築
- ・事業開発
これにより、「モノを売る」から「事業を創る」へと進化しています。